碓氷峠のシェルパ EF63型電気機関車

1996年10月26日　軽井沢駅

”シェルパ”はネパールの奥地に住む少数民族ですが、山岳に慣れ、剛力で、ヒマラヤ登山隊に
不可欠な存在です。一生を碓氷峠で送ったEF63に、これ程似合った呼び方は無いでしょう。

横川駅　1996年11月

　2両一組のEF63型が列車の横川側に連結されました。軽井沢サイド（列車連結側）の
物凄いボリュームのジャンパ類にご注目ください。上の写真に写っている横川サイドは
対照的にシンプルです。

横川駅　1996年11月

　EF63型が「あさま」の横川側に連結されました。軽井沢に向かって急こう配を上る時は列車が
同調しましたが、横川に下る時は動力を切り、EF63が踏ん張っていたそうです。

横川駅付近　上り「あさま」＋EF63　1997年9月27日

　9月に入ると、EF63の横川サイドに”ありがとう、さよなら”ヘッドマークが取り付けられました。
列車の背後に立つ黄色のクレーンは、新幹線の施設です。

熊の平信号所跡　「さようなら碓氷号」　1997年9月27日

客車列車にもEF63が増結されたので、豪快な3重連を観ることが出来ました。

熊の平信号所跡　「さようなら碓氷号」　1997年9月27日

　横川へ下っていく迫力満点3重連、先頭から EF6313+EF63+EF6246です。車体にずらりと並んだ
ベンチレーターから凄い勢いで熱気が噴出し、ゆらゆらと陽炎が立ち上っていました。