2014年上期の締めくくりはトーマス号で。

大井川鐡道　1003レ 「トーマス13号」　2014年7月26日　崎平

ビッグサプライズか？稀代のキワモノか？静岡のローカル私鉄 大井川鐡道で あの「機関車トーマス」を実機で走らせると聞いたとき、正直驚きました。「トーマス」に先立って 千頭駅に保存している49616号機が人面機関車に改装されたとき内心「なんて事をするのだ」 と思いました。（「トーマス」物語に出演する機関車ヒロ(HIRO)を模したのだそうです。） HIROは日本のD51型をモデルにしています。

大井川鐡道　「トーマス号」（C11 227号機）　2014年7月26日　千頭

ところが、機関車トーマスを発表した途端に人気が爆発！！7月から9月いっぱいまでの切符が 瞬く間に売り切れてしまったそうです。しかも機関車の造形をよくよく見ると、完成度が実に高いのです。 これは2014年のビッグニュースに間違いない、これは撮らねば！！と猛暑をついて出かけました。

大井川鐡道　1002レ 「SLかわね路12号」　2014年7月26日　千頭

夏休みに入り、SLに乗りに来た家族連れで大井川線は大賑わいでした。7月26日は「トーマス」を 含めてSL列車が3往復運転されました。C11190号機が牽く1002レが新金屋を目指して出発しました。 車内は観光客で満員でした。

大井川鐡道　1004レ 「SLトーマス14号」　2014年7月26日　千頭

30分後、機関車トーマスが出発しました。オレンジイエローに塗られた客車を 7両牽き、電気機関車の補機を従えた堂々の超大編成でした。煙室の顔、動輪カバー、 ブルーの塗装と装色、全面右下の前照灯、エンドビームに表現されたバッファー等 実に凝った考証です。今年から3年間企画されるそうです。 　しかし大井川鉄道の乗客が年々減少し、今年は赤字削減のため電車の運行を４０％も 減らしてしまいました。「トーマス号」で、乗客が再び戻ることを願ってやみません。 　　　　　　　がんばれ、きかんしゃトーマス！！

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