彷徨う魂の行き着く先は

昭和４７年６月１日　大雪山系富良野岳

「山」でした。

ＳＬ最後の天国、北海道は日本最後の「山」の聖地でした。

大雪山系、日高山系、手塩、浜益、夕張、芦別、積丹、手稲、ニセコ、そして知床

かつて「鉄」に燃えた魂は、「山」に燃え移りました。

山また山に山廻り。

山をさすらう魂一つ。
北海道の山を巡る彷徨の日々に悔いは在りませんでした。

「我が青春に悔い無し～っ！」

でも３０年経ってみると、やっぱり悔いが残って居ました。

その１・　大雪山に向かう途中、富良野駅にて撮影　　　昭和４７年５月３１日

昭和５１年３月２日（１976年）
追分機関区の39679、49648、79602号機が
火を落とすまで
日本のＳＬは走り続けたのです。