秋の真岡鐵道(２０００．１０月２１日）

　真岡鐵道の沿線は日本の原風景だと思います。豊かな実りを湛えた田と畑、小川のせせらぎ、春には桜、秋には黄金の稲穂、そしてSL.。そんな風景を撮りたくて秋の一日に真岡を訪れたのですが、もう稲刈りは終わっていました。「感動の蒸気機関車」に尋ねたら９月の上旬に来なさいとのことでした。

1	下り列車が久下田駅に到着。この日は鉄道を楽しむと決め、ビールを買って列車に乗り込んだ。客車の窓をいっぱいに開け、やわらかな風とドラフトを心の底まで吸い込んだ。
2	茂木から久下田まで引き返し、止めてあった車に乗り大急ぎで上り列車の撮影ポイントを探したが、天矢場の25パーミル定番地点に到着するのがやっとだった。この日は気温が高く煙がぜんぜん見えなかったが、C12 66は精一杯のドラフトを轟かせて急坂を登ってきた。
3	七井で捕らえたショット。このあと背後からサイドギラリと銀色ススキの組み合わせを狙ったのだが、見事に失敗した。
4	西田井～北真岡を行くC12。「ニシダイ」と呼ぶのを知ったのは、今回が初めてであった。
5	ゴールデンポイントの真岡～寺内。稲刈りが終わったあとだったので、悔し紛れに広角で手前を強調してみた。
6	七井で捕らえた背後からサイドギラリのショット。失敗したかと思っていたら、もう一台のカメラで撮ったフィルムからまずまずのコマが出てきたのでアップしました。