このＥＦ５５１，何か、どこか違うぞお！！

車庫内で休むEF551号機の第2エンド側ですな。それが何か？よ～く見て下さい。

　間違い探し？え～と。
①ナンバープレートに形式が入っていない。
②車体下部のスカートが無い。
③尾燈の形が違う。
④前照燈のレンズが違う。
⑤車体中央部のナンバープレートの取り付け位置が高すぎる etc.etc・・・

　これはEF551号機が国鉄中央鉄道学園に保管されていた当時の姿です。
昭和41年7月に撮りました。

　国鉄中央鉄道学園は東京の西国分寺駅近くに在りました。
鉄道運行について教育する専門学校でしたが、構内にはED921や
C56139など珍しい車両が保管されていました。

　JR化の時に国鉄の膨大な借金を返済するため
1987年（昭和62年）に閉鎖、敷地を売却したので今は跡形もありません。

　合掌。

もう一丁お！！
EF55流線型改造前の・・・

・・・って、あからさまにウソですな。
もちろんこれは全く他機種、EF5315号機です。

昭和41年1月、高崎第２機関区で撮りました。

とは言っても１００％ウソではなく、EF55型はEF53型をベースに製造されました。
EF53は１９３２～３４年にかけて19両が製造され、EF55と同じように急行・特急の
牽引機として東海道本線で活躍しました。晩年は高崎線に転用された経緯もそっくりです。

EF5315号機は国府津、東京、沼津を転々とした後に昭和29年(1954)から高崎に在籍しました。
その後、昭和43年にEF5918に改造され山陽本線で奉公し、昭和61年に廃車されました。

さてお立会い
久々の旧型電気機関車を追っ掛けて昔の炎が蘇りました。
今の私の「鉄」の原点は、近所の駅で撮った電気機関車でした。
というわけで、近々「昭和４０年代の電気機関車」を取り上げてみたいと思っております。

では、再見。

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