葦河〜柳山　ナローの旅

１月２１日（月） 朝６時起床。ホテルの飯はまだ準備中。外が やっと明るくなり、小雪が時折舞い降りていたが 心配していた程寒くなかった。 いよいよ撮影開始。 朝、葦河駅（といってもホームも何も無い）に 行くと山から下りてきた運材車が到着していた。 定期列車は客車２往復のみだが、　冬の間は 材木の切り出しが多く、運材列車が多数運転 設定されているとの事だった。

　　　　　　　↑葦河駅構内のログカー。生まれて初めて実物を目にしました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　葦河森林鉄道の車内発券票。実物大です。↓

葦河森林鉄道の起点には二つの駅があった。一つは貨物ヤードが ある「葦河駅」。そこで運材列車が仕立てられていた。 もう一つがその手前の「客運駅」。 客車列車が着発するそのまんまの名の駅だった。 今日は、一日かけて終点の「柳山駅」まで列車で往復する事にした。 オッサン達がロバの荷車から盛んに積み込んでいました。 「客運駅」は列車に乗りこむ客でごった返していた。 列車はマッチ箱のような客車が２両に荷物車１両の３両編成だった。 発車３０分前には客車はほぼ満員状態となり、大声で喋りたてる乗客で 車内が賑やかになった。 列車を牽引するのはもちろんC２型蒸気機関車。 柳山行き２０１レは、８：００定刻に客運駅を出発した。 柳山までの７３kmを列車は３時間４０分かけて走る。途中の「珍珠」から 伸びていた支線は廃止されたが、山に入る引込み線や交換設備が 至るところにあった。	1
.		客運〜柳山の運賃は ４元5角（たったの75円！）
列車の車掌さん達。２両編成に５人も乗務していました。

ブリキ玩具のような列車は、意外にもかなりの スピードで雪原を駆け抜けた。 そのかわり物凄く揺れた。車内はスシ詰状態 なのに、荷物を網棚に載せない理由が理解 できた。 足元に置かれた荷物がモゾモゾ動いたと思っ たら、袋の結び目から鶏が首を出した。

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