撫順市内線の電車

市内線　新生橋付近　(2006年3月21日）　
　東西の炭鉱と国鉄撫順駅を結んで市内線がありました。ここにも年代ものの電車が走っています。
沢山の支線に枝分かれしており、今でも元満鉄の「ジテ1型」がどこかで運行されているそうです。
　この１２０番編成は中国製電車ですが、近代化前の中国といえばこんな印象だったでしょう。
21世紀中国のスマートなデザインが溢れる今、煤けた姿は20世紀の貴重な遺構に思えるのです。
市内線の将来は
明るいものではありません。

近年は近代的なバス路線に
乗客が移り利用者が減る一方
だそうです。
しかもダイヤがどんどん
間引きされて、
今では朝と夕方しか
運行されていません。

炭鉱そのものに閉山の
計画があります。
炭鉱が無くなっては
鉄道の必要も無くなります。

線路も車両もガタガタ。
たぶん、このまま最後の
日を迎えるのでしょう。
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