撫順炭鉱の西鉱は１９０１年に開山し、１９１４年から露天掘りが開始された１００年の歴史を 有する（中国）有数の大規模な炭鉱である。 　炭鉱の大きさは東西６．６km、南北２km、総面積１３．２km、最深部は西区で３５０mに達する。 炭鉱からは石炭と豊富に油分を含む油母岩を産出する。　（中国）建国以来、撫順炭鉱は １億６千万tの石炭と４億３千万tの油母岩を生産した。 　本炭鉱に我国の指導者たち：毛沢東、朱徳、董必武、�ｹ小平、江沢民、喬石、朱鎔基：が訪れた。 現在も２千６百万tの石炭と１億tの油母岩が埋蔵されており、２０１５年まで採掘可能である。

（西鉱の説明文より）

日露戦争、 満州国、 南満州鉄道、 中華人民共和国。 １９０１年の開山以来 激動の２０世紀を見続けた 撫順炭鉱も、 近年では石炭資源を殆ど 掘り尽くし、 世界最大の露天鉱と 称された東、西の鉱山にも 活気がありません。 撫順の炭鉱街　2006/03/21　 露天鉱の底深くまで 伸びる採掘線と 炭鉱周囲を取り巻く 専用線には 今もなお多くの車両が 働いていますが、 殆どが本格的な開発が 始まった満州時代から 引き継がれたものです。 撫順の市内線、古城子駅に停車する１０８号電車　 炭鉱と町を結ぶ 市内線には 満鉄時代の「ジテ」型を はじめ ユニークな電車が 走っていますが 最近、運行本数が 激減したそうです。 古城子駅の銘盤　2006/03/21　 古くは清朝時代から 炭山として栄え、 立ちこめる煙に 煤都と呼ばれた撫順も １０５歳をむかえて すっかり老いの境地に 達したようでした。 露天掘りの展望台に 掲げられた説明版に、 ２０１５年まで採掘可能と 書かれていました。 しかし現地では２００９年に 閉山が予定されている と聞きました。

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