中国海軍の艦船

「桜に錨」は某国海軍マーク。中国海軍は「紅星に錨」。 青島海軍博物館のメイン展示は最近まで現役だったクラシックな艦船の数々。 博物館の場所もれっきとした中国海軍の現役軍港である。１９８９年１０月１日より一般公開された。

「鞍山」(anshan)１０１駆逐艦

巨大なミサイルランチャー、太い煙突、船体を埋め尽くした構造物、２門の主砲、 まるで巡洋艦並みの威容だが、近づいてみるとアレ〜ッ?!と思うほど小柄な軍艦であった。 「鞍山」１０１は、元は１９４０年に進水したソ連海軍の「果敢」号（中国訳）である。 第二次大戦では太平洋艦隊に所属し、ドイツ軍機を叩き落した経歴もある。 １９５４年に僚艦「神速」号と供に中国に供与され、「鞍山」１０１と命名された。 因みに鞍山は当時の中国の最重要工業都市の名前から採られた。 「鞍山」１０１は１９９２年に退役するまで、周恩来、朱徳、劉少奇、�ｹ小平などの 要人を乗せる「お召し艦」としても活躍したそうである。 全長１１２．５ｍ　排水量２，５８１t　速力３４ノット

此れは誰もが一目でわかるミサイルフリゲート艦。艦名は「鷹箪」（Yingtan)５３１。 カバーが付いただけの砲塔後部に設置された実用一端張りのミサイル発射機が頼もしい。 中国唯一の国産対空ミサイル艦だそうである。

「鷹箪」（Yingtan)５３１の後部砲塔と、「鞍山」１０１。 他に最初の国産フリゲート艦「南充」(nanchong)５０２も展示されている。

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