夢が適う時　その１． 調兵山駅に蒸気客レが４本並んだ!!

２００８年２月９日

鉄法煤業鉄路の最大の駅、調兵山駅には大明線、王千線、大青線、東関屯線の 列車が次々に到着しては発車します。 夕方の18時から19時にかけては107次、207次、305次の 3本の列車が同方向に向かって並びます。でも火車がどちらを向いているかは全くの運次第。 3本とも正面を向く幸運は宝くじで一等を引き当てるのに等しいマンモスラッキーでした。 ましてや４本の線路に４本の火車が揃って並ぶのは現実には在り得ない夢のまた夢・・・

しかし遂に夢が適いました。2008年2月9日の18時過ぎのことでした。 画面左側から大明線107次、王千線207次、東関屯線405次、大青線305次の四列車が並びました。

勿論偶然の産物ではありません。鉄法鉄路と調兵山駅を知り尽くし、 事前に何度も打ち合わせとリハーサルを重ねた執念の成果でした。 まさに大人の行動力です。 この２度と無い光景に、４２人の「中鉄」は我先にポイントに殺到し・・・ いえ、陸橋の上に整然と並び、場所を譲り合い、陸橋が揺れないように足を忍ばせ もはや阿吽の呼吸によって心行くまで撮影を楽しみました。 まさに大人の分別です。

その晩、我々の宿泊するホテルには 「中国炭鉱2008年蒸気機関車撮影が円満成功」の歓迎の辞が掲げられていました。

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